どうして英語が使えない？

SEGの多読初心者向け講演会に、思いがけなく、酒井先生がいらして、ランチでは、親子で多読されてるかたを紹介してくださいました。せっかくのご縁、読んでみよう〜ということで、図書館で取り寄せ。
ここまではっきりとした英和辞典・学校英語批判が書かれた本が、よく刊行できたなというのが正直な感想。
そして、高校時代を思いだしもしました。当時、地元の小さな英会話スクールへ通っていて、楽しかったんですが、高校の英語の授業がつまらなくて・・・。こんなにいろいろ覚えなきゃいけない授業、でも、英会話のレッスンのときには全然でてこないことばかり・・・。大学へいっても、英語ってこんななのかな〜、そんなのやだなぁ〜と心底思い、英語・英文科をはずしたのでした。
それで選んだ独文科でしたが、辞書引きに追われる日々。「君は辞書は引いてきているけど、読んでいないねぇ。」と教授にばっさり言われた記憶がよみがえりました。確かに、辞書にある訳語にあてはめることでいっぱいいっぱいだったんです。
酒井先生の書かれていることは、英語教育だけでなく、外国語教育全般にあてはまるといえるのではないでしょうか。

どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくまライブラリー)