読み比べ

『0〜6歳のいまをたのしむ モンテッソーリの子育て』(月刊クーヨン3月号増刊 クレヨンハウス)と『0〜6歳の「伸びる!」環境づくり おうちでできるモンテッソーリの子育て』(クレヨンハウス)と『1人でできた!を助ける おうちでモンテッソーリ子育て お母さんはラクになり、子どもの未来が輝く』(PHP研究所)。

月刊クーヨン増刊 モンテッソーリの子育て 2010年 03月号 [雑誌]

月刊クーヨン増刊 モンテッソーリの子育て 2010年 03月号 [雑誌]

おうちでできるモンテッソーリの子育て 0~6歳の「伸びる! 」環境づくり (クーヨンの本)

おうちでできるモンテッソーリの子育て 0~6歳の「伸びる! 」環境づくり (クーヨンの本)

なんとなーく、タイトルもレビューも似ているので、読み比べてみました。
三冊ともに共通するのは、モンテッソーリ教育って、どんな?ということがしっかり書かれていること。子どもの成長について、その成長を生かすためにどんな視点が必要かということ。子育て中の保護者、特に母親を対象としていること。


☆『0〜6歳のいまをたのしむ モンテッソーリの子育て』(月刊クーヨン3月号増刊 クレヨンハウス)
2010年3月発行で、三冊のうちでは一番古いです。
内容は、家庭での環境づくりの工夫や実例、外遊び、子どもの家(海外)とモンテッソーリ保育園の様子、トッポンチーノの作り方や衣類について、子育てでぶつかる悩みへの対応など。写真が多く、イラストもわかりやすいです。他の二冊にはない、モンテッソーリ教育をより深く知るためのブックリストとモンテッソーリ教育実施園リストがあります。


☆『0〜6歳の「伸びる!」環境づくり おうちでできるモンテッソーリの子育て』(クレヨンハウス)
月刊クーヨンから加筆・修正・再編集したもので、今年発行。
タイトルのとおり、「家庭でできる」に的を絞り、どんな環境を整えるのか、大人はどのようにふるまうか、子どもが使う道具への配慮が書かれています。家庭でのモンテッソーリ教育の実践の様子や子どもへのお手本の示し方が具体的です。一部のイラストは、わたしにはわかりにくいところがありました。モンテッソーリ園などの紹介はありません。


☆『1人でできた!を助ける おうちでモンテッソーリ子育て お母さんはラクになり、子どもの未来が輝く』(PHP研究所
他の二冊と違い、一般書店の店頭では販売されていません。また、こどもの家の園長であい、モンテッソーリ教員養成コースの主宰者が著者です。
モンテッソーリ園の様子や教具も紹介しながら、家庭で実践するためにどんなことができるか、どんな風にすればいいか、子どもに対してどのように接するのかが具体的に書かれています。わざわざ準備をしなくても、家庭にあるもので実践できるような例が多く、取りかかりやすさを感じます。モンテッソーリ園の紹介部分は写真ですが、それ以外の説明はイラストです。


どれか一冊を揃えればというより、それぞれ特徴があり、何を求めるかによって、どの本が役に立つかという感じでしょうか。