父親が子どもの未来を輝かせる(百枝義男著 PHP研究所刊)

モンテッソーリ教育の本は、時々、新刊が出ていないか、地元の図書館に入っていないかググっています。
PHP研究所から「おうちでモンテッソーリ子育て」という本が出ているのを知り、そこから著者名検索で地元区立図書館の蔵書とわかり、取り寄せました。


タイトルにモンテッソーリとありませんが、お父さんの育児マネジメント本で、モンテッソーリ教育の観点からも書かれています。
働く感覚をもって育児にあたるという、お父さんだけでなく、働いているお母さんや育児経験のない保育者にとっても理解しやすい本です。父親だけが読むのは、もったいない気がします。
モンテッソーリ教育についてはよくわからないけど、お子さんが入園した保育園・幼稚園がモンテ園だったかたにも、こういう考え方がベースになっているということがわかり、参考になるのではないでしょうか。
おうちモンテッソーリを始めるとき、相方に読んでもらうと、いろんなことがスムーズになっていいかなと思います。場合によっては、おうちモンテッソーリを始める前後の違いなどに相方がとまどうこともあろうかと思いますが、この本を読んでいれば、意図や理由が伝わりやすいのではないかと思います。うちの相棒は、こういう本を読むタイプではないから、きっと無理ですけどね。


第五章の家庭の言葉としつけ、第六章の育児の上での悩みも、とても参考になります。
わたしは、子どもにテレビや電子ゲームを与えたくないのですが、経験上と本能的なものから漠然とそう感じるらしく、思うところはあれど、相棒に理解してもらえるほどには、理由を説明できないでいました。
その答えがこの本の中にありました。同じような、似たような思いがわたしにはあって、それをうまく言葉にできないでいましたが、こういうことだったんだなーと改めて感じました。


手元においておきたい本です。


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