「あいじゅだより モンテッソーリ教育を実践する幼稚園から」

地元区立図書館中央館から取り寄せて借りました。
幼稚園の保護者向けの園便りを一部手直ししたものとのことです。
以前読んだ「世界のモンテッソーリ教育」や「おかあさんのモンテッソーリ」は「家庭の友」誌の連載を中心に加筆修正したものでした。想定される読者が違うからでしょう、この「あいじゅだより」は、とても読みやすく感じました。モンテッソーリ教育のお仕事の手順は書かれていませんが、園としてのビジョン、園児たちの様子、保護者からの意見や疑問に対する答えなどがわかりやすく綴られています。園便りが元になっているため、一章が程よい分量で、ちょっとした隙間時間に読み進められます。


我が家は幼稚園ではなく、保育園(モンテッソーリ教育ではない保育園)のお世話になっています。園の先生がどのように子どもに向き合っているか、子どもたちの園での様子や、その年齢での傾向など、親として気になります。娘たちが通った園では、そういったことが伝わる年、そうではない年、まちまちです。こんな園便りがあったらいいなと素直に感じました。
耳の痛い話も書かれています。自分のやってきたこと、正しかったんだなと安心させてくれる部分もあります。何度も読み返したい本です。


モンテッソーリ教育をよく知らないまま実践園に入園させる親御さんには、とても参考になると思います。

あいじゅだより―モンテッソーリ教育を実践する幼稚園から

あいじゅだより―モンテッソーリ教育を実践する幼稚園から