どこいっちゃったの?!事件

スイミングスクールへ行く途中のこと。
時間があったので、少し公園で遊んでいたら、がみ(4歳)がトイレに行きたいと。
じゃぁ、スクールへ行こうと、うらん(6歳)にも声をかけた。
「もう1回やったら、追いかける〜。」
「道、わかる〜?」
「大丈夫、すぐだから〜!!」
逆上がりをもう一回やりたいらしい。
2回曲がるが、50メートルほどの距離だしと、がみと小走り。
ん、すぐって言ったけど、来ないよ?
角を曲がったのを見てなかったかも、とりあえず角まで戻る。
う、公園にいないじゃん!!
なーにー?!
どういうこと〜?!
お腹の底から叫びました!
「うらーんっ!!」
「おねーちゃーん!!」
返事はない。
姿もない。
本人の意志で移動したなら、家に帰ったに違いない!
っつーか、それ以外の場所は、ありえない!
どうしよう?
家に戻る?
まさか、連れ去り?
「うーらーんっ!!」
叫んでると、初老の男性が、「さっき、一人で向こうへ走ってた女の子、いましたよ」と声をかけてくれた。
家の方向だ。
名前を連呼しながら、マンションの前へ向かう。
道ゆくひとがみな、振り返る。
マンションの入り口のあたりで、「おねーちゃんの声…」とがみがいう。
うらんが、困惑した表情で、駐輪場から出てきた。


聞けば、家のトイレに行くのだと思ったらしい。
3回も言ったぞ、スクールの建物の2階のトイレにってさぁ…。
がみに聞こえたといううらんの返事、わたしには聞こえてなかった。
うらんも、がみの声が聞こえて、駐輪場からでてきたらしい。
強い絆で結ばれてるんだねぇ。
とにかく、居てくれて良かったよ。
ハハは、心臓止まるかと思ったよ。
ああ、つかれた…、といいつつ、スクールへ向かった。
がみのトイレは…、緊急事態で止まったらしく、結局間に合った。